JICA中国研修視察 (2)
8/3〜8/4
内蒙古自治区;呼和浩特→希拉穆仁草原

直線上に配置

No.1
夕闇迫る呼和浩特(フフホト)空港
に午後7時40分到着。左はモンゴル文字

No.2
草原ツアーのCMパネル
    

No.3
内蒙古自治区
の区都である呼和浩特市に上陸

No.4
街灯で明るかった
呼和浩特市街

No.5
希拉穆仁(シラムレン)草原に午後11時に
到着直後、白酒(パイチュウ)の出迎え!?

No.6
を丸ごと1頭
いただきました!

No.7
中央の白酒
おいしく、きつーい!

No.8
羊をいただく前に
再び白酒!

No.9
青い布をかけ、
羊にナイフを・・・

No.10
草原に響き渡る
中里豊子さんの美声

No.11
日中交流会の最初に
素敵なモンゴルの踊りが・・・

No.12
日本側の出し物
「よっちょれ」(よさこい)

No.13
焚き火を囲んで
全員で踊りました!

No.14
とにかく歌って
踊って仲良く!

No.15
乗り乗りの内蒙古師範大学
音楽学院の学生さん

No.16
希拉穆仁(シラムレン)草原
の日の出〜AM5:40

No.17
パオの中にはテレビ、トイレ
などもついていました

No.18
どこまでも続く草原

No.19
参加者一同で早朝ランニング!
(奥の草むらまで25往復!)

No.20
内蒙古師範大学音楽学院の
学生さんのストレッチの見学?

No.21
「ゴジョ」という珍しい昆虫
  

No.22
中里先生を囲んで内蒙古師範大学音楽学院
の学生さんと記念撮影

No.23
朝食は軽いメニュー
  

No.24
リズム感を養うための「ケン・パー」。
学生さんが一段上。

No.25
運動後、学生さんから少し細長い
おいしい「すいか」をいただきました!

No.26
中里流発声トレーニング!
  

No.27
リズムを打ちながら縄跳び
    

No.28
昼食は少しボリュームアップ
  

No.29
希拉穆仁(シラムレン)草原から
呼和浩特(フフホト)に向かう途中のパオ

No.30
専用道路料金所
  
写真をクリックすると拡大してご覧になれます!!

直線上に配置
JICA中国研修視察 (2)
8/3〜8/4
内蒙古自治区;呼和浩特→希拉穆仁草原
直線上に配置
8/3飛行機が3時間ほど遅れ、午後8時前に呼和浩特(フフホト)空港に到着。

呼和浩特市内は意外にも広い道路、町中も街灯が多くて驚いた。久々に雨が降ったという郊外の希拉穆仁(シラムレン)草原に向かうバスの中で、現地ガイドさんから、内蒙古の話や歌をたくさん聞かせてもらった。吉林省出身で、内蒙古に来て3年あまりだそうだが、内蒙古の生活習慣について精通していたのには驚いた。「中日の架橋になりたい」という熱い想いも伝わった。

希拉穆仁(シラムレン)草原に到着したのが午後11時。しかし、合宿中の内蒙古師範大学音楽学院の学生さんは、4時間遅れの我々との懇親会のために遅くまで待っていていただいた。話によると、1ヶ月間歓迎方法を練ってくれたそうで感謝!モンゴル式の酒(白酒)の飲み方、羊丸ごと一頭を使った料理、草原風の音楽や踊り・・・など初体験のものばかり。深夜12時半からの交流会では、日中双方の歌や踊りに手拍子や体で反応しあった。まさに、歌や踊りは万国共通語である。日本側の「よさこい」の披露には、内蒙古師範大学音楽学院の皆さんも途中から一緒に踊ってくれた。学生さんたちの「花」の合唱も澄んでいた。JICAシニアボランティアの中里豊子さんの歌はさすがプロ。「ホーミー」を思い出させるアシスタントコーチの歌声も素晴らしかった。終了は午前2時過ぎ?午前3時就寝。

8/4 5:40に起床と同時に見た地平線を昇る朝日、美しかった。6時過ぎから学生さんと共に5〜6kmランニング。(3位?)その後、じっくりとストレッチ体操も行った。いきなり発声しないで、まず基本となる体作りを行っていた。これは教育とも通じるところがある。朝食後は、リズム感を養うために「ケン・パー」や「縄跳び」を我々も一緒に体験した。まさに体全体による表現運動である。個に応じた発声指導も素晴らしかった。「内蒙古を始め、各方面で注目されているので是非プロジェクトを成功させたい。」と熱く語る中里さんを応援したい。

 「長所を伸ばすよりも短所を指摘し、伸ばすことにより学生を大きく成長させたい。いい所と悪い所をはっきり指摘いるので彼らは自分の可能性に気づいたようです」と話す中里さんの挑戦的な指導法に感動した。元来素晴らしい声帯をもっている内蒙古の素直な学生にとって、中里さんの指導は厳しい中で大変フレンドリーであり、今までに出会ったことのない指導法により、着実に自分たちに力がついていることを実感されているという裏打ちがあるため、学生とは強い信頼関係で結ばれているようであった。砂にどんどん水が染み込むように、要求されたことをすぐに形に変えていた場面を何回か見た。

10日間の旅(研修視察)の中でこのわずか約15時間(到着が午後11時、出発が午後2時)ことが一番の思い出になった。

中里さんは、次のように我々に語った。「学生たちの夢を考える時、将来に向けて必要となるであろうと思う事柄をしっかり教えておきたいと、つい夢中になってしまい、あのような指導方法になってしまうのです。少しずつですが、確実に進歩している状況を見ているときが、私が一番幸せを感じる時間で、もしかしたら、私の大好きなことをさせて頂いているのかも知れません。」日本で雨が降ると、内蒙古の草原では、およそ2日後に雨が降るのだそうだ。

草原に点在するパオの集団、菜の花畑が印象的。「チェリー」(スピッツ)がよく似合う素敵な時間であった。現地ガイドさんから車内で聞かせてもらった「寧夏」は、「寧靜的夏天」(静かな夏)の意味で、中国の大ヒット曲だと帰国後に分かった。


■ 合宿の様子が、中里豊子さんのホームページの「内蒙古だより」に、以下のように紹介されています。

2005年7月31日から8月5日まで、草原で行いました。

 無限に広がる緑の大地と青い空、自然に抱かれて溶け込んでしまいそうな自分、その不思議な心地よさが、からだの感覚を忘れさせる。

夕日が沈み始めるとオレンジ色の線、と同時に反対方向に紺色の夜空、星が一つ、二つ(ぽつんぽつんと?)と光り、やがて満天の星が頭上に降るように輝く。

こういう感動の時を私はここで何度も経験しているが、こころの中からいつも新しいことばが沸いてくる。

 声楽を目指す志の基で技術指導と、情操教育の両方の成果を目的としこの草原合宿を計画したが、個々に自分を見つめなおし、他者からどのように見られているかなどを、考えるよいチャンスとなり、学生たちの志の強さと純朴な人柄で予想以上の効果が得られた。その一方私にとっても個々の特性と能力を知ることが出来、今後の対応に多いに役立つこととなった。

特に中国の学生たちは日本の修学旅行のような集団生活の経験があまり無いし、一人子政策の結果で兄弟が無いため、幼少の頃から大学への進学のためにと、ひたすら勉学に励み、遊びの時間が少ないのが現状である。

学生たちにとって草原という場所、そして集団生活は初めての体験であり広大な自然環境の中での感性と協調性を養う絶好の機会となった。

 中国人の特徴でもあるが結果に早くたどり着きたいがために、がむしゃらになり先を急ぎ、時間をかけなければならない基礎訓練に対しても焦って学ぼうとする傾向がある。

体の中に浸透しないままに、次の新しいことをやりたがり先へ先へと走るため、全体的に基礎技術が不足というよりも間違いだらけである。

どこが、なぜ間違なのかを説明し、自覚させることに重点を置きながらの、指導から始めなければ私もまた同じうわべだけの指導になってしまうので、困難であっても誰かが改善の方向に働きかけねばならない。そうしなければ学生たちは何も知らず間違った音楽の概念で学び、また次も同じ教師が生まれるのである。

 私はこの中国と交流が始まって12年余りになるが、常にこのことを考え中国の地方へ出かけては、実践で示しながらの指導をするようにしてきた。人口の多い中国だが、少なくとも私の指導を受けた人たちは改善の方向に努力していると確信をもっている。

内蒙古師範大学音楽学院で指導を始めて、半年ぐらいになるが、私の学生においては基礎教育が殆ど出来ていないという現実を今、自覚でき、これからがスタートだと考え強い意思で歩きだした。

 兄弟がなく、喧嘩をする事がないために、逆に相手への思いやりのかけ方が表面的であり、うわべだけの親切のように私には見える、彼らはこれを優しさと考えている、しかし精一杯のその優しさを出してコミユニケーションを求めている様子は純粋であり、胸が熱くなるような光景が多々ある。

日本においても昨今は「思いやり」の精神は希薄になっていて、兄弟の有無とは関係なく同じ状況かもしれない、そのことを比較すると、この私の学生たちのほうがまだ、純朴さがあるだけに温かい感じがある。

意見交換会では、自分の至らない点をトツトツと話し反省する姿に、素直でいい学生たちに出会えたなあ、と感無量である。

今回、合宿に同行した、内蒙古師範大学音楽学院声楽科教授 包代小 先生も、ずば抜けた感性と、温かい人柄であることがわかり、今後、一緒に活動をする楽しみが増え、これからが本当のスタートとなるが、声楽の指導を通じて心の教育につながることを願って指導にあたりたい。

 内モンゴルの大草原に包まれながら、モンゴルで生まれ育った人々の感性に触れ、私の好きな音楽が出来る喜びに感謝して。

■ 草原合宿に参加して」 〜 四川省涼山民族中学 音楽 松浦志保
■ 草原で学生達と過ごした一週間」 〜 内蒙古民族高等専科学校 音楽 田原佑季子


※ 関連サイト
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (1)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (2)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (3)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (4)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (5)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (6)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (7)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (8)
■ 呼和浩特(フフホト)及び希拉穆仁(シラムレン)草原 関連HP (9)
■ 内蒙古〜羊飼いプロジェクト2001−中国 関連HP
■ 内蒙古自治区の草原案内(中国語)
■ 内蒙古日報;草原方面(中国語)
■ 内蒙古・フルンベール地方(馬頭琴演奏家 ライ・ハスロー)
投稿 : まちかど情報員[若月]


直線上に配置

トップ アイコントップページへもどる